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跳ねる柑橘の段ボール箱

柑橘系アラサー男子が、思うところを書くところ

タパスとかピンチョスって、なに

こんにちは、跳ねる柑橘です。

仕事場の近くにスペインバルがあり、時々使っています。

そこで出されるおつまみはピンチョス。

一方で、ほかの居酒屋さんやスペインバルでは

タパスという名前でおつまみがだされています。

この違いってなんだろう?を記事にしてみました。

よろしくお願いします。

 

 

(目次)

 

 

 

 

タパスって、なに

 

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Photo: Tamorlan

 

スペインのおつまみ、として名の知れたタパスという言葉。

タパスはスペイン語の単語です。

"Tapas"と書き、意味は、「蓋」

 

スペイン語おべんきょうのミニコーナー

"tapa"というのは「蓋」を指す名詞です。

この単語は女性名詞なので定冠詞は"la"です。

"tapas"はこの"tapa"の複数形です。

この単語から派生した"tapar"は-ar型規則です。

どちらもスペイン語学習上は基本的な性質の単語です。

初学者の方は身近なこの単語はまず覚えましょう。

中級者以上の方は、おさらいですね。

(以上、ミニコーナーおわり)

 

蓋って・・・なにに? 口?胃?

 

蓋をするのは ワイングラスの口 です。

タパスは、分類すると小皿料理ということになります。

ワイングラスの蓋になるような小皿に乗った料理、ということですね。

 

由来は、アルフォンソ10世という昔の王様が、

「ワインを出す店は料理も一緒にださんかい」

という御触れを出したからだとか。

スペインではワインと料理は必ず一緒にというほど、

切っても切れない関係。多様なタパスがあります。

代表的なのは、

オリーブの実(Aceitunas)

イカリング揚げ(Rabas)

(干してもどした)塩鱈(Bacalao)

スペイン風コロッケ(Croquetas)

ハム(Jamón)

チョリソー(Chorizo)

チーズ(queso)

トルティーヤ(tortilla)

エスカベシュ(マリネの一種)(Escabeche)

などです。

ああ、書いてて腹減ってきた。笑

 

「タパスを食べる」

という言う意味の動詞「tapear」もあるそうな。

タパス愛を感じますね。

 

タパスの特徴

なんといっても小皿に乗った一口サイズであること。

これが最大の特徴。

ワインとタパスが双方引き立て合い、

バルでの話は盛り上がることでしょう。

また、タパスの料理としての特徴があり、

乾きもの、冷菜、温菜とあります。

乾きものの例はハムやチーズ、あとオリーブの実もそうですね。

冷菜はエスカベシュやサラダ

温菜はクロケッタとかフリットなど

これらをバランスよく食すことで栄養バランスもばっちりですね。

いや…割としょっぱい品が多いので栄養バランスはどうだろう。笑

でも、様々な品があるので、ワインを変えてタパスも変えて、

時にはシェリーやビールから、なんてもの良いですね。

 

じゃあピンチョスって、なに

ではピンチョスって何ですか。

サンチョ・パンサみたいな名前しやがって。

(注:まさか知らない人はいないと思いますが、スペインの小説「ドン・キホーテ」にでてくる、ドン・キホーテの従者(役)のおっさん)

ドン・キホーテ - Wikipedia

 

ピンチョスとは、いまではタパスの一種または同義語として扱われていますが、

こだわりを持つ人やある土地の人、料理人からするとタパスと似て非なる存在です。

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Photo: Niels Elgaard Larsen

 

まず言葉から。

ピンチョスのスはこちらも複数形のスです。

単数では"pincho"です。

 

スペイン語おべんきょうのミニコーナー

"pincho"は男性名詞なので、定冠詞は"el"です。

複数形"pinchos"には"los"がつきます。"los pinchos"です。

(おわり)

 

名前の由来は(複数の食材を)串にさす(さした料理)のこと。

写真の様にいくつかの食材をパンと一緒に串刺しにしたものです。

 

発祥の地にして現在もピンチョスが一番熱いのが、

美食の都市サン・セバスティアンを中心とするスペイン北部です。

パイス・バスコ自治州やナヴァーラ自治州といった、バスク地方ですね。

政治的にも独立意識のある地域です。

食文化も独自のものがあり、その一つがピンチョスです。

 

一口サイズのもので、複数の食材が刺さっている

これがピンチョスの特徴です。

オリーブなどのピクルスと、チーズやハム、バスク地方の魚介類、

クロケッタやトルティーヤ、お肉や魚貝のパテなどが代表的な具材です。

 

同じおつまみ、前菜、というくくりのタパスとピンチョスですが、

タパスは小皿料理で、串やフォークなどで食べるもの

ピンチョスはフィンガーフード

といったカテゴライズもされています。

 

タパスはお皿への盛り付けまで考える、あくまで小「皿」料理なのに対して、

ピンチョスは、パンの上に乗って、串にささってまとまった形の料理である、

そういう完成形の違いも言えるかもしれません。

どちらも伝統的なスタイルで各バルや食堂にあるほか、

現在はモダンな洗練がされていて、

デザートピンチョスみたいなものもあるようです。

女子受けしそうですね、というかもうしてるのかな?

 

タパス・ピンチョスっぽい他の料理

ここまでスペインのおつまみであるタパスとピンチョスについて書いてきましたが、

実はこいつらっぽい料理は、他の国にもあります。ちょっとだけご紹介。

 

焼き鳥、串焼き(日本代表)

「つまみじゃねぇよ!」

というクレームはお受けいたしません。

日本を代表する串もの料理と言えば、焼き鳥と串焼きですね。

ただ最大の違いは、

焼き鳥や串焼きは、食材を串刺しにして、調理するのに対し、

だいたいのピンチョスは、調理ができたものをパンに乗せて、串で固定する

というところ。

ま、どっちも美味しいですけどね。

 

ブルスケッタ(イタリア代表)

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Photo: Marco Verch

 

実はイタリア料理屋さんでの勤務(バイト)経験が長い柑橘です。

アンティパスト・ミスト(前菜の盛り合わせ)でよくあるのが、

ブルスケッタという料理。

これは、いわゆるオープンサンドという、パンの上に食材を乗せたもの。

ピンチョスに似てますね。

 

ピンチョスのパンは結構味付けの仕方が色々なんですが(柑橘の印象)、

ブルスケッタは、大抵次のようなしたごしらえがあります。

焼いたパンをスライスして、

刻んだニンニクとオリーブオイルをかけて、

塩コショウをふる。

・・・これだけでめちゃくちゃおいしいんですよ、ぶっちゃけ。

 

でもこれだけだと、メニューで「しょっぱいパン」ですから。

乗せます。

上に乗せる食材は様々です。

ハムやお肉、パテ、野菜、ドライトマト、チーズなどなど。

お店や料理人によって、また日によって具材はかわります。

 

手軽でおしゃれなので、男の手料理イタリアン的なのでは定番ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

このブログではワインを取り上げることも多いですが、

おつまみや料理についてもわかると、より食事の場が楽しくなりますよね。

(注:グルメブログではありません)

 

訪れたことのあるカナダやクロアチア、ドイツやベトナムの食事についても、

そのうち書けたらと思います。

(注:グルメブログではありません)

 

では!Hasta Proxima!

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