読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

跳ねる柑橘の段ボール箱

柑橘系アラサー男子が、思うところを書くところ

アイスワイン ~ドイツワインって、何【その1】〜

こんにちは、跳ねる柑橘です。

”ガッキーがかわいいだけのドラマ”

こと「逃げ恥」が好評のうちに終わりましたね。

ガッキーかわいかったですね。

さて、あのドラマの第7話でみくりさんことガッキーがアイスワインを飲んでいました。

かわいかったですね。

・・・じゃなくて、このアイスワインって、ご存知ですか?

ワインのアイスじゃないですよ。

じんわりと人気のワインです。

 

というわけで、今回はみくりさんも飲むアイスワインをご案内いたします。

2本立てで、次回がドイツワインについてです。

 

(目次)

 

 

 

 

アイスワインとは

アイスワイン、それは甘口の白ワインの一種です。

非常に、甘いです。なので、女性に人気。

ドラマでみくりさんことガッキーが飲む演出も、きっとそういうところにあるんじゃないでしょうか?

かわいかったですね。

 

普通の白ワインと比べるとシロップみたいに甘いので、デザートワインとして用いられます。

 

 

750mlのボトルではなく、375mlのハーフボトル、しかもスタイリッシュな細身のワインボトルに入っていることが多いです。そしてこのサイズにしてはお値段がはります。

 

そう、アイスワインをはじめとする上質な甘口ワインは、だいたい全部が「高級ワイン」なのです。

ドイツワインの代表格です。

もらったら喜びましょう。

 

では、そんなアイスワイン

簡単に造り方や産地などをみてみましょう。

 

 

 

アイスワインの作り方

凍る

アイスワイン、つまりIce Wineとあるように、凍るんです。

なおドイツ語では"Eiswein"。

Eisは氷、Weinがワインだそうです。

凍りますが、ワインではなく、原料のブドウが凍ります。ブドウが凍ることでうまく水分が抜け、うまく果実の甘味がギュッと凝縮されるのです。

 

 

寒いところで造る

ドイツやオーストリア、カナダなど、ワインの産地の中でも涼しい地域で造られます。

収穫時に-7℃くらいになる気候がベスト。

いやそれは涼しいっていうか随分寒い…

なおそれくらいの気候であれば、上述以外の地域でも作られてるそうです。

 

寒いのには理由があります。

収穫して冷凍庫に、なんて不粋なことはしません。畑で凍ってもらうんです。

寒くなるまで、房は樹についたままキープ。

ブドウが凍ることで、水分が果実の外に出る。

すると成分がシワシワになった果実内に凝縮されるわけですね。

自然の力で濃密にするのです。

 

 

選抜メンバーで造る

アイスワイン造りに使われるブドウの粒は選抜メンバーです。

 

通常の収穫時期(北半球なら9月〜10月)を過ぎても摘まれず熟し、

だんだん冷えてきても摘まれず耐え、

水分が抜けても枝から落ちず、

いよいよ凍ってきてもなお樹に留まり続ける。

そんな剛健!タフな果実で作られるのです。

 

そしてそんな果実はそう多くありません。落ちちゃったり、食べられちゃったり、枝に残っていても、何もワイン作りに貢献できない子も多いです。

 

そう、アイスワインになれる果実はとても少ない。まさに過酷な試練をくぐり抜けた選抜メンバーなのです。

じゃんけんで勝つのとは次元が違うんです。

 

 

丁寧に造る

通常のワイン向けの時期を大きく過ぎ、熟しすぎと言えるくらいに糖分が多い果実。

そのタフなボディに残る濃密な果汁。

それを、ゆっくり時間をかけて圧搾して、丁寧にしぼります。

発酵の時間も、通常のワインより長くかけます。

発酵の頃合いを見て、発酵タンクに二酸化硫黄(SO2)を注入し、タンクの温度を下げて、発酵を止めます。

 

【柑橘さんの酒知識コーナー <発酵とは>】

サッカロミセス・セレビシエなどの酵母菌は、

「糖分を食ってアルコールを出す」

というはたらきをします。

これが発酵

ほぼ全ての発酵作用に「S.セレビシエ」などの酵母菌が関与しています。酒なんかは特に。ビールもワインも日本酒も。

 

なお「セレビシエ」は学名なのでラテン語

アルファベット表記だと"Cerevisiae"です。

スペイン語学習者さんは見覚えありませんか?

 

そう、"Cervesa"です。

 

"Cervesa"(=ビール)という単語は、このセレビシエが由来ないしは派生、語源が同じです。

 

この酵母はそこそこの温度でないとはたらきません。

糖分たっぷりのブドウなので、作っているワインに求める甘さとアルコール分に差し掛かったところで温度を上げたりSO2を入れないと、アルコールばっかりになってしまいます。

酵母はある程度以上のアルコール濃度で活動をやめるんですけどね)

 

さて、アイスワインですが、その後、ワイン内に残る酵母やもろもろを濾過して、瓶詰めです。

作るところも丁寧に手間暇をかけます。

 

原料のブドウを作るのに手間がかかるだけでなく、とれる絶対数が少ない。

さらにワイン作りの過程も時間と手間をかけている。

お値段がはるのも頷けますね。

 

※知識のソースの半分が「もやしもん」(石川雅之講談社)、もう半分がワインの勉強で読んだ何冊もの本からです。

 

 

ブドウはリースリング

ドイツのアイスワインは基本的に

リースリング

というブドウから作られます。

 

寒冷な地域で作られるブドウで、辛口ワインも甘口ワインも作られます。

ドイツでは白ワインの品種として、ゲヴェルツトラミネール、ジルヴァーナーと並んでメジャーな品種です。

 

味わいは、結構テロワール(畑の土壌の性質)によって異なります。

それでも一般的には、

・柑橘系(オレンジやレモン)、リンゴ

・アカシアやミント、スイカズラ

ミネラル感、石油っぽさ(オイリー)

これらが特徴です。

果実や花の香りよりもミネラル感が先に来るとも言われます。

 

石油とかミネラルとか大丈夫かよ…

大丈夫です。入ってません。

ワインの味や香りの表現で言われる意味不明ワードの一種です。

飲むと、「…あ、これ…が、ミネラル、かな?」となります。

オイリーは、オイリーじゃない白ワインと飲み比べるとわかってきます。

ソムリエはガソリンの味を知りませんのでご安心を。

(そもそも私はソムリエではない!)

 

 

何に合うの?

デザートワインと書きましたが、実はアイスワインをはじめ、甘口ワインは結構いろんなものに合います。

 

アイスワインと相性の良いもの…

料理ではフォアグラや鶏肉料理。

それとブルーチーズ。

イメージとしては、フレンチとかでハチミツがかかってもいけそうな料理を考えてください。

 

デザートと合わせると、

桃や柑橘などのフルーツ、

濃厚なクリームを使用したもの、

パウンドケーキなんかもあいます。

 

もちろん、食前酒や食後酒として単体でたのしむのもOKです。

 

 

まとめ

ガッキーかわいかったですね。

ほかにまとめる要素はありませんね。

 

アイスワインは、飲む機会があったらその途方も無い甘さの中に、自然の作用と、手間暇かけた造り手の苦労を感じてみてください。

タフなボディからめちゃ甘なワインが出来る…その神秘にうんぬん。

 

バンクーバーの空港でお土産にアイスワインキャンディっていう信じられないくらい甘いキャンディを買って、だんだんハマってしまって一袋自分で食べちゃったのを思い出しました。

 

次回はドイツワインについてもう少し書いてみます。

 

では!

 

 

2本目はこちら

hoppingnaranja.hatenablog.com

 

本ブログは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。