跳ねる柑橘の段ボール箱

柑橘系アラサー男子が、思うところを書くところ

クラシックの扉が開いた夜

跳ねる柑橘(@hoppingnaranca)です。

これまで2度にわたってプッシュしてきた若手オーケストラ、

O.E.Tの結成記念公演が先日7月20日に行われました。

 

仕事が押して、行けるか当日まで怪しかったのですが、

なんとかメインであるベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の前に会場に到着。

最高の公演でした。

ちょっと日が経ってしまいましたが、レポートを。 

 

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(目次)

 

 

 

O.E.Tとは(復習)

これを読んでください。

hoppingnaranja.hatenablog.com

 

そして代表で指揮者の水野蒼生さんにさせていただいた、

オンラインインタビューがこちら。是非読んでほしい。

hoppingnaranja.hatenablog.com

 

ざっくりいうと、

O.E.Tとは、日本とザルツブルクで活躍する新進気鋭の若手音楽家たちが集まって、

いままでクラシックと縁遠かった人にもクラシックを聴いてもらいたいという思いで、

クラウドファンディングで支援を募って、

結成されたオーケストラです。

 

のだめの気持ち?

この日の私は仕事でした。

千葉県で仕事をして、都内に戻って、会社に戻って…

そして翌日から怒涛の映像編集の作業に入るため、

普通なら「クラシック聴いてる場合じゃねえ」な状況でした。

 

それでも私は聴きたかった。水野さんがタクトを振るうエロイカを。

 

彼はインタビューでも言っていました。

滞りのある現状を「ぶっ壊したい」と。

まだクラシックを知らない人たちにこの素晴らしさを伝えたいと。

そういうところに共感があったんですよね。

だからCampfireでパトロンになったし、記事を書きました。

 

 

 

なので開場・開演に間に合わないかもしれない、となったときは絶望でしたね。

ただ、エロイカが50分くらいかかる曲だと知っていたのと、

事前の2曲+休憩で1時間はあるだろうと。

 

休憩中か、楽章の間では入れれば・・・

間に合ってくれと湿気むんむんの渋谷を走る柑橘。

なんやかんやあっても千秋の公演会場に走って途中入場するのだめの気分でした。笑 

 

走ってたどり着いた大和田のさくらホール。

よく仕事で来るけど、渋谷ってさすが「谷」だ。

坂が・・・!汗

 

会場は1階席がほぼ満席。すばらしい。

休憩時間に2階席へ入場。

末席だからこそ、これだけの人が集まったんだと実感。

 

変な気持ちで聴いていました。

…親みたいな。いや、親になったことないけど。笑

 

 

 

年に数回ですが、ホールに聴きに行くんです、クラシック。

 

 

プロオケを聴きに行くとき、安心して良い音を聴かせてくれる、

いい意味で慣れがあるのかもしれません。

大体第2楽章入って少しで思考に落ちていくんですよね。

でもO.E.Tのエロイカは最初から最後まで聴き続けました。

 

エネルギーの一言で片づけられない、熱情、激情みたいな思いも、

喜びや驚き、怒りのような弾ける感情も、全部こもっているような。

ただ「聴いていなくちゃ」となったんですよね。

本当、素晴らしいエロイカでした。

 

 

伝える、届ける者になれた夜

O.E.Tの第1回公演は大成功となりました。

自分のことのように嬉しいです。

それを見続けることができた、とても嬉しかった。

 

パトロンになってからの行動は、

いちクラシックファン、いち無名ブロガーとしては

(私の考えでは)若干一線を越えた行動でした。

 

厚かましくも相手方に連絡して、

「記事書かせてくれ」

「どうせ書くならインタビューできませんか」と。

何言ってんだコイツじゃないですか。

にもかかわらず快諾していただいたのは嬉しかったです。

 

仕事柄取材・インタビューはしているので、

そこの緊張とかはなかったのですが、別の不安がありました。

 

双方カネは発生しない。

これを私が行う意味(クラシック好きという個人的意味はあるが)

そして、影響力の弱いブロガーである私の取材を水野さんが受ける意味

果たしてこれに意味はあるのか?

そういう不安。これが大きかった。

 

が、結果として、私のブログとしてはぶっちぎりの反響がありました。

何人もの人がこのブログに言及してくれました。

そう、多くの人に跳ねる柑橘発で水野さんの言葉を届けることができた。

この喜びたるや!笑

 

 

この公演は、成功すべくして成功しました。

それは彼らの奏でる素晴らしい音楽を聴いた人なら誰でもわかることでしょう。

 

成功という花を咲かせる種が人知れず芽吹き、育っていく

その美しさたるや、ぜひ見てほしい

 

この公演を通じて、私のやりたいことはやはりこれだと感じました。

多少うぬ惚れて言えば、O.E.Tを知らせる役割として、

ごくわずかながら力となれたのではと思っています。

つまり、あのインタビューをした意味は間違いなくあった。

 

公演後、ついに対面できた水野さんは、

「(聴いて・会場に来て)どうでした?記事を書いた意味はありましたか?」

と私に尋ねました。

 

クラシックファンとして、O.E.Tファンとして、

そして伝え手として、大きな意味がありましたよ。

クラシックの扉が開いた夜、エロイカが渋谷に響いたあの時間、

私が何かを「人々に届ける」ことが叶った瞬間でもあったのです。

 

素晴らしい演奏を、素晴らしい瞬間を、ありがとう。

 

 

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