浜松市楽器博物館に行ってきた
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こんにちは、跳ねる柑橘(@hoppingnaranca)です。
先週末、浜松に行ってきました。
ウナギを食べ、うなぎパイを買うという常道を攻めたほか、
帰りの新幹線まで時間があったので、浜松市楽器博物館を見てきました。
音楽好きとしてはなかなかに楽しかったです。
ブログに載せようと思わずに見て回ったため、
あまり写真を撮っておらず、また撮った写真も適当ですが、一応載せていきます。
(目次)
日本最大の楽器博物館
音大が資料館などを持っていたり、民族楽器の展示が充実している博物館などはありますが、公立の楽器博物館としては日本最大規模なんだそうです。
博物館の常設展示スペースは1階と地下1階の2フロア。
順に見ていきました。
1階:日本とアジアと電子楽器
※1階はまったく写真を撮っていません。
1階の大部分にはアジアと日本の楽器が展示されていました。
ガムランがデカかった。笑
琵琶法師の琵琶とヨーロッパのリュートが同じルーツを持っているなど、
知っていたり聞きかじっていた知識でも、
現物を見てみると納得感、なるほど感が違いますね。
和楽器の展示エリアの奥に行くと、
テーマ別の展示スペースと、国産の洋楽器のスペースがありました。
浜松は楽器産業が盛んですからね。
浜松駅の新幹線改札内に、河合楽器のグランドピアノが展示されているほどです。
さらにその奥には、体験スペースがありましたが、私は体験していません。
行ったことのある親戚いわく、
「アフリカの太鼓をたたける」
とのことでした。
アフリカの太鼓・・・
地下1階①ヨーロッパのあれこれ
地下1階は、アフリカ、中南米、オセアニア、ヨーロッパの楽器の各エリアと、
鍵盤楽器エリアがあります。
アフリカと中南米がなんか境界線があいまいに展示されていましたが。笑
楽器やってるマンとしてはヨーロッパの楽器の変遷なんかは面白かったです。
ふざけた形のバイオリンさん達。
左:細胴バイオリン。細すぎ
中:バイオリン。…いや、あんた本当にバイオリン?
右:キットというバイオリンの仲間。携帯用だったとか。
魔改造されたバイオリンさん。
蓄音機のラッパで性能アップ!…アップしてんのか?
けったいな笛。
ホルン方面の奇行種です。
ラッパさん方面。
下段真ん中にある双口ユーフォニアムだったかいう楽器。なぜ増やした?
管楽器ってちょっとあこがれます。
ただ、こないだサックスとフルートが木管楽器と聞いて私は混乱しています。
一番の謎はディジリドゥが金管楽器ということでしょうか。
(Steve Evans, wikipedia「ディジュリドゥ」より)
…木じゃん。
あと、出羽三山で聴けそうな山伏の法螺貝。あれも金管楽器なんだとか。
どうやら、
木管楽器:リードを使い、唇の振動を用いずに楽器。
金管楽器:マウスピースを使い、唇の振動で鳴らす楽器。
サックスは金属製の木管楽器で、
フルートはリードを使わない木管楽器(しかも金属製)。
…やれやれ、何を言っているんだ。
地下1階②鍵盤楽器
鍵盤楽器コーナーも、オルガン、クラビコードやチェンバロなどピアノ前史のものから、
様々なスタイルのピアノが展示されていました。
うつくしいチェンバロ。
ピアノ系は1つ1つが大きいため、1系統の楽器群ながら最大の展示スペースでした。
ところ狭しとピアノが並んでいるさまは圧巻ですね。
この博物館では一日に何回か、特定の展示物について実演を交えながら学芸員さんが解説してくれます。
私が聞けたのはクラビコードの説明。
ピアノに似ているけど、中で鍵盤が弦を叩く構造が違うこと、
それゆえに鍵盤楽器ながらビブラートをかけられることなど教わりました。
音色はかわいらしかったです。嫌いじゃないけど確かにパワー不足ではあるかも。
アクセスなど
浜松駅の北口から徒歩10分のところにあります。
コンサートやイベントがよく開かれるアクトシティって施設と道路を挟んで向かい合っているのでそこまでわかりにくいってことはないかと。
入場料は大人800円、高校生400円、中学生以下無料です。
博物館自体も楽しかったですが、併設のミュージアムショップが面白かったです。
バイオリン型とピアノ型のUSBメモリーが売っていて、
使いにくそうだなー…と思いつつどっちか買おうか15秒ほど悩みました。笑
結局買ったのはこれ。
爪切りです。
実用性重視。使いやすくて気に入っています。
まとめ
展示の仕方がちょっとバーッと置いてるだけだなあ感のある場所もありましたが、
フラッシュをたかなければ撮影OKだし、
実演の映像や音声が流れていたり、
他の博物館では別料金なことも多いイヤホンガイドが無料貸し出しされているなど、
結構サービスも良いと思います。
学芸員さんの実演説明が一番楽しかったかな。
楽器が好きな方には楽しい空間だと思います。
私はどうしてもヨーロッパの楽器に時間を割いてしまいましたが、
展示数などは地域に偏りなく充実しているので、
「楽器の世界」を見る展示として優れていると思います。
浜松に立ち寄って時間があるな、という方は行ってみてはいかがでしょうか。
では、¡Hasta próxima!