【旅】クロアチア縦断②~ザグレブその1 東欧感、イタリア感、満足感~
※このブログはWordpressに引っ越しました。
今後はこちらをご覧ください。
跳ねる柑橘(@hoppingnaranca)です。
ゴールデンウイークみなさんいかがお過ごしでしょうか。私は月半ばの仕事に備えて色々やりつつ、いくつか出かける用事も入れて充実の連休を…
と思ってた矢先にヒザを痛めまして、失意の中ネスプレッソでコーヒー飲んでます。
そんなGW。以前から書きたい書きたいと言って先延ばしにしていた、クロアチアの記事をようやく書きます。今回はザグレブ。街並みと食、そして宿が好きな街です。
(目次)
街並みは東欧感
ザグレブはクロアチアの首都。空の玄関口ザグレブ国際空港があるのもここです。
私はただの旅行者ですし世界一周したわけでもないので、日本から行った感想しか書けませんが、最初の感想は「東ヨーロッパ」というイメージ通りの街並み、でしょうか。
初めて東ヨーロッパを訪れたんですが。
灰色、レンガ色、市松模様
駅~旧市街にかけては、灰色がベースで、5階建てくらいの建物が整然と続く市街地。灰色と、レンガの色、そして時々現代的なガラス張りのビルがある。イメージしていた東欧の街並み、そのまま。そんな景色でした。
好きです。笑
帰ってから知ったのですが、ザグレブは都市景観の観点から、高層ビルの建築に制限があったそうです。だから低層の建物ばっかだったわけだ。
市街地にはトラムが走っており、南側にあるザグレブ中央駅や、駅から少し南東に行ったところにあるバス停から、観光地の中央、イェラチッチ広場に行くのも楽。
私は夜疲れた時以外は歩きました。街並みがとても好きだったので。
映画で見る東欧感が滲み出る通り。
クロアチアはどこの町にもこうしたマーケットが開かれており、野菜や果物はもちろん、お花を売る屋台が多いのが特徴かも。
クロアチア人はお花が好きなんでしょうか?
観光の定番はイェラチッチ広場界隈
ザグレブは美術館とかもあるので、割と見どころはあるんじゃないでしょうか。
私は出発点・終着点としてザグレブをとらえていたので、そのあたりはあまり見れていません。
旧市街のお散歩がハイライトなので、観光でお伝えできることは…
教会好きなら、以下の2つは定番。
聖マルコ教会。可愛いです。
聖母被昇天大聖堂。そーごんです。
上の教会にも近く、お店も集中してるのがイェラチッチ広場です。
旧市街の中央やや北側?に位置しており、教会などに行くにも、ショッピングにも、食事に行くにも、この広場を中心にみどころが広がっています。
広場の東側にはtourist informationがあり、英語も通じます。
食事にはイタリア感
チョコは”KRAS”で買う
上のイェラチッチ広場の写真の右上に出ている赤い看板、見えますか?
”KRAS”
と書いてあるものです。
このKRASはクロアチアで代表的なチョコレート屋さん。
クロアチア土産としても定番のお菓子です。
3年も前なのでさすがにチョコのケースは手元に残っていませんが、カフェで飲んだチョコレートドリンクの写真がありました。
3月のザグレブはまだ寒いので、ホットなチョコを…
いやこれクリーム立ち上ってるし絶対これCOLDじゃん!
と思ったら、沈んでるコーヒー部分がHOT。
ちがう、そうじゃない。
そして感じる、「イタリアのカフェっぽいね、この雰囲気」
ボバン父の店でイタリアンを
いまサッカー選手で有名なクロアチア人といえば、
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
イバン・ラキティッチ(バルセロナ)
マテオ・コバチッチ(レアル・マドリー)
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク)
シメ・ヴルサリコ(アトレティコ・マドリー)
…あたりでしょうか。
彼らの先輩で、かつわれらが本田圭佑選手が所属するACミランのOBに、
ズボニミール・ボバンという人がいます。本田選手がミランにいたころずーっとズタボロに言っていたあの方です。苦笑
彼のお父さんが経営しているレストランが、このザグレブにあります。
Kavana-Restaurant "Boban"というお店。
店名は「カフェ&レストラン”ボバン”」という意味ですね。地上階がカフェで、地下にレストランがあります。どちらもイタリアンテイストです。
私が行った時には若い日本人カップルが数組。現地の人もちょいちょいいました。
日本人が多いのは、やはり「ミランOBゆかりのお店」として、地球の歩き方をはじめとするほぼすべての旅行ガイドに載っているからでしょう。
そこに「1人でーす。いいでしょう?悪いね。酒?明日早いから飲まないよ。おれんじじゅーすをくれ」と勇気を出して入った柑橘さん。
…オレンジジュースはやめてホットコーヒーにしましたが。
さあメニューを見ましょう。
うわぁ、たけぇ…(※実際安くはない)
「こ、このPlatto"Boban"をひとつ…あとラザニア」
メニューも3か国目がイタリア語。イタリアンだから当然?隣国だから?
"Platto Boban"の一部
チーズに、ハムに、サラミに、ピクルスに、トリュフ的物体。これにバゲットもついてきます。
メニューを見ていただければわかりますが、この品は2人分です。
私は、ひとりです。
柑橘「これ、1人分にできませんかね」
ウェイター「…できるよ(他は女と来てるけどお前は一人なのか…かわいそうに)」
柑橘「ありがとう(察してくれ)」
ウェイター「はい、お待たせ(しかし日本から一人で来たのかお前…」
…減らしてくれたにしても多くないですかね。
ラザニアも、明らかに2~3人で分けて食べる量。食べきれません。
そこで考えた柑橘さん。
ラザニアを頑張って完食し、このおつまみセットはピクルスとクリーミーなチーズを食べる。残ったハムサラミとチーズ、バゲットを、
紙に包んでリュックにIN!!
(回想シーン)
…日本でイタリアンでバイトしてた時、お客さんに
「ねえお兄さん、これおなか一杯になっちゃって~もったいないから持ち帰り用に包んでくれない?」
と頼まれることがありました。しかし、
「当店は衛生上の観点からお持ち帰りはお控えいただいております」
と言って包むのを断っていました。
そして5分ほどテーブルから目を離すと、先ほど食えないと言っていた料理が皿から消え、一緒に紙ナプキンもごっそりとなくなっている…という不可解な出来事が、ときどきあったのです。
(回想シーンおわり)
と、まあそんなことがクロアチアでは起きず。さらっとホステルに持ち替えることに成功。おつまみセットは私の翌朝のごはんになりました。味ですか?もちろんおいしかったです。ただ絶対に赤ワインと食べるべきですね。そういうところもイタリア感あります。
まあ、イタリアンだしね。
リーズナブルなホステルで満足感
ご夫婦やご家族で行くのでなく、一人旅や友人との旅で、「宿は安く済ませたい」という方には、ユースホステルや、SOBEと呼ばれるホテルアパートがおすすめ。
私は道中のトラブルでホテルを1度使った以外は、ザグレブではホステル、他ではすべてSOBEを利用しました。
予約は英語が使えればだいたいどこもOKですし、Hotel.comなどにも登録されているので、簡単に見つかります。
オススメはBuzz Backpackers
そんないわゆる「安宿」とされる宿泊地で、ザグレブで私が利用した、安くて質の良いユースホステルがこちら。
Buzz BackpackersのOld Town Zagrebです。
思いきり日本語じゃねーか!
と思われたかもしれませんが、オーナーが日本人だとか。
旧市街の、ザグレブ中央駅とイェラチッチ広場の間にあります。なのでアクセスは良好。建物は他と変わらず歴史がある、というか新しくはなさそう。でも内装はきれいなホステルです。
ホステルに連絡を取ったところ、なんと掲載許可だけでなく、写真も送ってくれました。
2人用の個室。女性2人とかだとこちらの部屋が空いてると嬉しいかも。
MAX12人のMIXドミトリー(私はここを使用)
ロッカーもあります。
共用キッチンはきれい。
ここでサラミ&チーズ&バゲットをもしゃもしゃ食べました。笑
リビングにはPC、TV、畳(!?)、そして日本の漫画も。
料金は、MIXドミトリーなら€18.5と安いです。ドミトリーの相場としてはもっと安いところもありそうですが、安全性や清潔さ、スタッフの親切さ・丁寧さを考えると、全く高くないです。
スタッフ Ana より
I am always very happy and excited to see Japanese guests here and they like it too.
Zagreb is beautiful come and visit.
”日本人のお客様が来てくださることを私たちはいつも楽しみにしています。
きっと当ホステルを気に入っていただけると思います。
ザグレブは美しい街です、ぜひこの街に来てみてください。"
このホステルに限らず、私がクロアチアで滞在したホステル、SOBEのスタッフは皆とても親切でした。バス停や行きたいお店、施設への行き方、時刻表や路線、値段、特徴(色とか)を教えてくれたり、
「正門はここで下車だけど、こっちで降りればここから入れるし、この門から回ったほうがこの建物がキレイに見えるんだ」
といった情報をくれたり。こうした親切な人との出会いで、この国が好きになりました。クロアチア語はまったくわからないですが。笑
おわり
まだ書き足りないので次回もザグレブです。
こうやって回った感想とすれば、人が優しくて、街の雰囲気が良くて、ちょっと思ってたよりも物価が高くて、食べ物はおいしい。そんな街です。
ただ地中海!感はこの街には全くないので、ドブロブニクのイメージでクロアチアを考えている人にはとてつもなく灰色な街並みに感じるかもしれません。笑
では、次回もお楽しみに。
¡Hasta Próxima!